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2023.3.19 学院長日記

【逆転合格の秘訣とは?!】2023年 12人中7人が逆転合格!

大学受験の塾をお探しの皆さん、こんにちは。Seras学院の綿引です。

2023年春の合格発表は、とても実り多いものでした。うちの塾は少人数制でやっているので、大手塾ほど「たくさんの合格者数」はありません。しかし、12人の受験生のうち、7名が逆転合格(E判定、D判定からの合格)を達成しています。また、12人の受験生のうち、5名が国公立大に進学し、7名が関関同立に合格しています。

この記事では、Seras学院の受験生が逆転合格を実現させた「逆転合格の秘訣」を分析していきたいと思います。

[Seras学院]2023年春の合格実績

逆転合格ではなかったのですが、高校2年の春からコツコツ勉強していた生徒さんが、神戸大学に合格しております。この子は、同志社の心理学部に秋の推薦で合格していたので、2月の私立受験シーズンに併願校がゼロで、ひたすら神戸大学の過去問を解いていました。余裕をもって合格です。

大阪公立大に合格した子が2人いて、2人とも同志社と立命も合格でした。では、逆転合格の例を一人一人確認していきましょう。

金沢大学にE判定からの逆転合格!その秘訣とは?

彼女は、入塾時には志望学部を決めきれずにいました。食関係か、看護か、心理か、の3択で迷っていました。調理師の専門学校に行くかという話も出る中で、最終的には大阪大学を目指して頑張りたいと本人が言ったので、「その気持ちが本物なら、今すぐ赤本を買ってきてください」と言ったところ、すぐに赤本を買ってきました。模試の成績を考えると無謀なのは分かっていましたが、本人の意思を尊重することにしました。苦手なのは数学。基礎から復習するプランを提案しました。英語も、単語をすぐ忘れるので繰り返し単語テストを行い、1年を通してずっと単語と格闘しました。英文解釈の基礎も、繰り返し復習を促して、入門英文問題精講を完ぺきに仕上げてもらいました。

 

共通テストは、大阪大学を受験するには不十分な結果で、他の国公立大も共通テストリサーチでE判定でした。金沢大学もE判定で、過去の合格者のデータを見ても、かなり厳しい状況でした。でも、1年に一人くらいはその逆境を乗り越えて合格する人がいることが分かっていたので、「最後まで諦めずに走り抜く」という方針を確認しました。関西学院の入試が終わった次の日(月曜日は定休日でしたが、彼女のために特別に開校し・・・)に、金沢大学の英語・国語・小論文の対策に適切な教材(ハイパートレーニング自由英作文、CanPass現代文・古典、小論文のプラチナルール)を渡して、他にも今までやった英語・国語の教材の復習を指示しました。彼女のすごい所は、周りに応援してくれる人をたくさん作る魅力があるということ。Seras学院では、自由英作文の添削と小論文の添削を行い、また、古文の過去問の解き方もレクチャーし、学校の先生も小論文の添削を行いました。皆で力を合わせて彼女を支えて、勝ち取った合格でした。

 

一つ笑い話があります。金沢大学の合格発表の日のことです。後期に受験する奈良女子大学に向けて、彼女は手を抜くことなく毎日自習室で勉強していました。その日も、夕方に母親と結果を見るので、昼頃は塾で勉強していました。毎日のように英作文の添削をしていたので、その日も添削することになりました。もう合格発表の時刻を過ぎているので「もしかしたら、もう合格してて、今の指導は無駄かもしれないよ」と言っていたところ、本当に無駄な指導に終わりました。

 

阪大を目指して頑張った日々は決して無駄にはならなかったと思います。阪大志望でなければ、社会2科目にせずに済んだので、もう少し成績の伸びが良くなったかもしれません。でも、納得のいく志望校でないと頑張れません。彼女には「阪大」という憧れがあったからこそ、勉強を頑張る動機がありました。結果的には、高3の春の段階でE判定だった金沢大学に合格できました。本当によく頑張りました。

大阪公立大にD判定からの逆転合格!その秘訣とは?

Gさんは、入塾が高校3年の4月と遅めでした。遅めの入塾の子で悩むのは、どれだけ特急プランにするかという点です。彼は、入塾時から数学の成績が良くて英語が弱かったので、数学の学習プランを薄くすることで全体のバランスを整えました。化学も、時間が足りないという理由で、基礎固めの参考書(リードLightノート化学)をスキップして、重要問題集だけにして、基礎固めは「用語の意味を理解するように」という心がけで補うことにしました。

 

英語に関しては、入塾時の語彙力が低かったので、中学レベルの単語からやり直しにしました。その後、システム英単語(青)に切り替えました。物理は、エッセンスから良問の風の流れで、そのまま名門の森に行きたかったのですが、時間が間に合わず、代わりに、難関校対策のできる薄い問題集を提案しました。

大阪公立大の工学部にすることは決めていたものの、学科はどこにするのか、悩んでいました。大阪大学の工学部に在籍する講師2人に手伝ってもらい、学科の違いを比較して、最終的に納得のいく学科選択をしてもらえたのではないかと思います。

大阪公立大にD判定からの逆転合格!その秘訣とは?

もう一人の大阪公立大合格者のTさんは、高校1年生の4月から通塾してくれていました。1年の頃は友達と自習室で楽しそうに勉強していました。基本的に自習室に来るようにすることで学習習慣が身に付き、三島高校でも成績上位になっていきました。高校1年の7月から高2の11月にかけて、成績はうなぎ登り状態で、特に英語は偏差値15.1アップを達成しました。英語の成績が伸びた要因としては、高校1年の英文法のテスト対策をしっかりやったことです。テスト1週間前までに数学と英文法のテストは範囲1周を完了し、必ず2周以上すると決めていました。高校1年で英文法の基礎が固まった状態で、高2の春から英文解釈を始めると、成績は上がり続けました。学校の友達にもどうやって勉強しているのか聞かれていたようで、塾の教材を久しぶりに復習しようと声掛けしたら、「友達に貸してしまって、手元にないです」と答えが返ってくることもありました。

 

彼は、高校2年の冬くらいから勉強量が落ちていて、塾の課題もできていない日が続きました。それでも模試の成績は右肩上がりだったので油断していたのでしょう。私は、このまま放っておいたら成績が落ちると予感していたので、机を爪でトントンと叩き、「聞こえる?これはね、君の成績がトントンと落ちている音だよ。次の模試では成績が下がるからね」と脅していました。私の予想通りに成績が落ちた時期もありましたが、途中から持ち直して、最後まで右肩上がりの高校生活を過ごしてもらえました。

 

周囲に理系の人がいないので、理系の仕事や学部に対してのイメージがぼんやりしているのが彼の悩みでした。塾では一緒に理系の職種について調べたり、学科ごとのカリキュラムの違いを確認したり、一緒に色々と進路について考えていきました。情報系の学科を志望していましたが、その学科とはご縁がなく、化学バイオ工学科で頑張ることになりました。

同志社大学グローバル地域文化学部に逆転合格!その秘訣とは?

Oさんは、入塾時から英語の成績がとても良かったのですが、数学が苦手。でも、神戸大学への憧れを捨てきれない状態でした。ダンス部を引退する頃に入塾して、しばらくは数学を優先して勉強してみて、神戸大学を視野に入れたプランにしていました。夏休みにオープンキャンパスに参加して、最終的に決めるとのことで、夏まではどっちに転んでもよいように準備していました。最終的には、同志社大学にとても魅力を感じたという点と、夏の体育祭に気持ちを持っていかれて勉強に集中できなかった点を踏まえて、神戸大学はやめて、同志社大学に絞ることになりました。

 

夏に同志社志望に決まってから、本格的に学習プランも私立文系プラン、同志社対策プランにシフトさせました。英語と国語は、神戸大だろうと同志社だろうと必ず優先科目になると分かっていたので、夏以前から英国はしっかり対策が取れていました。一方で、政経はまだまだ不十分な状況でした。担当講師が大内先生に変わったことで、政経の理解度チェックも丁寧にやってもらえるようになり、資料集の活用も功を奏して少しずつ過去問演習の点数は上がっていきました。

 

国語が苦手だったのですが、定期的に大内先生が同志社・関大の国語の解き方をレクチャーすることで、だんだんと苦手意識がなくなっていったようです。私立の英語と国語については、この大学に合格するにはこれとこれの参考書をやれば大丈夫といった確証に近いものがハッキリしています。

 

模試の成績が伸び悩んでいて、精神的に荒れていたようですが、私の方から「模試の成績は気にしないでください。同志社の過去問が解けるようになれば、それで十分です」と伝えて、最後まで励まし続けていました。保護者の方も心配しているだろうと思ったので、毎週の面談の後には、「同志社の過去問が今はこれくらい取れています。合格まであと一歩です。」と報告していました。「大丈夫です。合格します」と何度も励ましているつもりだったのですが、なぜか母娘の間では私が預言者だという笑い話になっていたそうです。預言者って、どういう意味なんでしょうね(笑)

 

彼女は、これは春日丘高校の生徒の特長ですが、とても前向きな性格でした。でも、不安で眠れない時があると聞き、大内先生からは「不安で眠れなかったら、少し勉強してみてから、もう一度ベッドに入るように」とアドバイスして、私からは「不安が強い時は、今から8時間後までのことしか考えないようにしよう。寝る前に考えることは、明日の朝のことだけだ!」と伝えていました。

 

関西大学システム理工学部に逆転合格!その秘訣とは?

Nさんは、とても好奇心旺盛で研究に対する興味が強い生徒さんだったので、国公立志望を推していたのですが、学校の部活の先輩から国公立志望は難しいと言われたようで、私立理系志望の受験になりました。他の生徒は部活で疲れたら塾に来ないことも多い中、彼は、疲れていても決めた以上は必ず塾に来るというタイプの子でした。コツコツ頑張れるタイプの子だと思ったので、山田高校では使っていない数学の網羅系問題集(黄チャート)を提案しました。途中で、「友達が青チャートを持っているが、黄色でレベルは十分なのか」と相談に来ることもありましたが、目指す大学のレベルから考えても、黄チャートを固める方が最短ルートだと伝えていました。黄チャートをコツコツやった成果として、数学の偏差値も11アップしました。

 

高3の春ごろだったか、志望校を決める時に、「自分は近大を目指します」と宣言してきましたが、「いや、関大を目指そう」と私からワンランク上の大学を提案しました。模試の判定がD判定だったりすると、自分には関大は難しいと思いがちですが、私には逆転合格させる自信がありました。彼も半信半疑でしたが、成績が上がっていくにつれて、少しずつ関大受験を現実的に考えてくれるようになりました。

 

まずは、公募推薦に向けて高3の春~夏に英検2級にチャレンジしました。塾としては英作文の添削から面接の練習までサポートさせていただき、あとは過去問を解きながら頑張ってもらいましたが、結果は不合格でした。英検が使えない状態で、近大の公募はいけるだろうかと不安になりましたが、気持ちを切り替えて近大英語の対策として、英文法・会話表現・英文解釈寄りの空所補充の対策を進めました。校舎長である私自ら、近大英語の特訓をさせていただいてましたが、彼のすごい所は、私がしたアドバイスをすぐに次の過去問演習で実践しているところです。さすが体育会系!と思いましたね。英文法の問題集も、隅から隅まで読み込んで完ぺきに覚えている様子でした。

結果として、公募推薦は京都産業大学も近畿大学も受験した学科全て合格でした。公募を制覇したことで自信がつき、受験勉強のモチベーションが高まり、そのままの調子で関大一本に絞った受験が始まりました。しかし、関大英語の過去問を解いてみてもらうと、得点率が4割程度。ありゃりゃ・・・となりましたが、パラグラフリーディングのストラテジー1といった参考書を中心に長文の読み方を徹底的にインプットさせて克服しました。関大英語の個別特訓を眞部先生に任せて、少しずつ関大英語でも6割が取れるようになってきました。

滋賀医科大学(看護)に逆転合格!その秘訣とは?

今年の共通テストは高得点の戦いでしたね。彼女の点数も悪くはなかったのですが、なかなか苦戦・・・といった形でした。共通テストリサーチの判定もD判定で、小論文で逆転できるか・・・という状況でした。校舎長の綿引は、大阪大学、同志社大学、国際教養大学、京都府立大学、防衛大学校など、色々な大学の小論文の問題の添削をしてきた経験があります。そのため、彼女にも週に1本のペースで小論文の添削を行いました。小論文にて求められていること、論理的に意見を述べるテクニック、論点の整理の仕方などを解説することで、的外れな答案にならないように指導できたと考えています。

 

京都産業大学に逆転合格!その秘訣とは?

彼女には、高3の春ごろから、「物理は理解が大切。数式を書いてばかりでは成績は上がらない」と伝えていましたが、その言葉に耳を傾けてもらうまでに時間がかかりました。正しい勉強法をとらないと成績は上がりません。本人の態度が改まるまで、しつこく言い続けました。

 

英単語の暗記にも苦戦しました。一度覚えたつもりになってても、しばらく時間が経つと忘れてしまう。これを繰り返していました。根気強く単語テストを出し続けて、単語の暗記法も相談しながら進めていました。英文法問題の解き方から英語長文の解き方まで、1つ1つ丁寧に個別特訓で指導していきました。綿引学院長、太田先生、眞部先生の三人体制で、何度も何度も英語の指導をしました。京都産業大学の英語は、まず英文法をテキパキと解いて、長文に時間を残す必要があります。英文法の問題は、半分は自信を持って解いて、残り半分は2択まで消去法で絞って、あとは勘でいこう!作戦でした。これで正答率7割になる算段でした。

 

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受験生に託した上宮天満宮のお守り

毎年、受験が近づいてくると、高槻市の上宮天満宮で合格お守りを調達してきます。とある受験生は、緊張してきた時にお守りを握りしめていたそうです。共通テスト数学の点数が良かった生徒さんの保護者さんは「お守りのご利益を感じます!」と言ってくれたり。勉強を教えるのが塾の先生の役割ですが、合格を祈ってあげる、心の支えになってあげるのも大切なのかなと思っています。

茨木神社に毎日のようにお参り

共通テストが1週間前くらいから、茨木神社にお参りに行っていました。神様の前で手を合わせて、生徒一人一人の名前と顔を思い浮かべながら、お祈りしていました。手を合わせている瞬間の純粋に生徒の成功を祈る気持ちに向き合うことで、忙しい受験シーズンを乗り越えるよう自分に鼓舞していたのかもしれません。受験は何回経験しても大変だなと思います。それでも合格しましたという報告を受けると、それが報われます。毎年、その繰り返しです。もう今は次の受験生の方に気持ちを切り替えています。

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2023年の神戸大学の合格体験記

 

2022年の国際教養大学の合格体験記

 

2023年の同志社大学グローバル地域文化学部の合格体験記

2023年の関西大学システム理工学部の合格体験記

 

2023年の金沢大学にE判定逆転合格した体験記

 

昨年(2022年春)の逆転合格は?

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