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2020.12.05 塾のサービス内容

塾でのコーチング指導の質と効率を高める仕組み作りが確立しました【Seras学院オリジナル】

大学受験で塾をお探しの茨木の皆さん、こんにちは。Seras学院の綿引です。

 

塾のコーチング指導で大切なこと

 

名誉学院長(社長)が当塾を設立する際に、私に語ってくれたコーチング指導のヒントが2つあります。一つは、「コーチングでは、生徒の正直な声(意見)を引き出すヒアリングが大切であること」、そして、「コーチングは、お医者さんが患者の症状を特定して、適切な処方・治療を案内するのに近いこと」です。「成瀬名誉学院長の言葉」として、その一部がホームページに掲載されています。

 

 

まず、ヒアリングで悩みや勉強法の課題・弱点を引き出す必要があります。何でも遠慮なく相談してもらえるような信頼関係が大切ですね。また、適切な質問を投げかけることで、本人が意識できていなかった潜在的な悩み・ニーズを掘り起こすことも大切です。そういった悩み・課題に対して、「英語の文章が速く読めないなら、音読をやったら?」とか「数学の〇〇が苦手なら、『やさしい高校数学』で予習してみよう」とか、「スマホを触り過ぎないようにスクリーンタイム設定をしてみよう」といった処方箋を出します。これが、当塾の強みとなるコーチング指導の実態です。

 

今回は、9月~11月の3ヶ月間にわたり、コーチング指導の質と効率の両方を高める仕組み作りに取り組んだ成果を報告いたします。コーチング指導は、準備に時間をかければ当然良い指導ができます。しかし、現実的には週間面談が毎日3~5件ある状況です。限られた準備時間内で効率よく「生徒の声を引き出す指導」を実現させなければなりません。

(1)カウンセリングシートの記入を通して自省を促す

当塾では、週間面談をする前に「プランニング・カウンセリング」シート(問診票のようなもの)に生徒が記入するようになっています。勉強の進捗報告だけでなく、困っていること、今週の良かったこと、勉強方法の改善状況など、毎週異なる質問項目を用意して回答してもらっています。

 

質問を作る際には、ただ単に塾が生徒の様子を知るだけでなく、生徒自身が自分の状況を分析できるような質問を織り交ぜています。例えば、「数学のテスト勉強は何%くらいですか?(テスト範囲2周が100%)」といった質問をする場合、塾が知りたいというよりも、生徒自身に現状把握を促すことが主な目的です。

 

紙に書く時と、口頭で答える時では、回答内容が違うなと感じています。紙に書く時は、目の前に相手がいない分、自分自身と向き合って「日記を書くような気分で」答えてくれている気がします。

 

(2)面談の時間が長引く3つの無駄を省く

・メモする時間

・確かめる時間

・返答を考える時間

 

 

カウンセリングシートは面談時間の無駄削減に役立っています。コーチがメモする時間を省くために、必ず聞いておかないといけないものは事前にカウンセリングシートに生徒に記入してもらいます。また、「定期テストは何日からですか?」といった確かめてもらう系の質問も、面談中にやると「今から調べます」となるので、面談前に済ませるようにしています。また、ゆっくり考えて欲しい質問(自省を促すもの)も事前に書いておいてもらいます。

(3)勉強法の課題を診断して、弱点に応じた解決策を提案

勉強法について、4つの項目の質問に「当てはまる」かどうか答えてもらう勉強法診断表を使って、本人のニーズに合った勉強法の提案を行っています。生徒本人からの発信の悩み相談だけでなく、塾側が積極的にニーズを掘り起こすことを目的にこういった診断をしています。「暗記法」「集中力の維持の仕方」「英語の音読のススメとそのコツ」「勉強の計画の立て方」「数学の解法暗記法」などを生徒のニーズに合わせて説明しました。

 

(4)生徒の抱える悩みを講師チーム内で情報共有してディスカッション

週間面談は校舎長である私が1人で責任もって行っていますが、その裏では非常勤講師に準備を手伝ってもらっています。進路指導の情報収集から、勉強法のアドバイスまで、色んな人の意見を集めた方がより良い提案ができると考えており、面談内容の情報共有も仕組み化しました。

 

(5)生徒が考えた生活習慣・勉強法の改善点は定期的に思い出させる

生徒は面談の中で反省点を述べることは多いのですが、その改善が継続できていないことがとても多いのです。

 

「定期テスト直前に慌てることのないようにコツコツ復習します」「早寝早起きします」「スマホを触らないようにします」「電車の中で〇〇します」「体調管理で〇〇を飲みます」

 

こういった生徒自身が決めた改善点も、記録に残しておき、本人が忘れていそうなタイミングで「あれ、どうなった?続いている?」と声かけしています。「~しなさい」「~したら」と提案するよりも、本人がやると決めたことを思い出させることの方がコーチング効果が高いと思っています。

 

(6)塾の課題以外にも、やるべきことを書き出させる

塾の課題を印刷した「週間計画表」の裏に、塾から出された課題以外でやるべきこと(学校の宿題・小テスト、授業の予習・復習、定期テスト対策)を記入する欄を設けています。ただのToDoリストなのですが、自動で直近10日間の枠が用意されており、週間計画を一日単位の計画に落とし込めるようになっています。

 

(7)状況別に最適な質問集を用意して、効率よく質問を用意する

毎回ゼロから質問を考えていくのは労力がかかります。良い質問は使い回して、面談準備の効率を上げるようにしています。質問の再利用をやりやすいよう、プランニング・ヒアリングシート編集画面を緻密に作り込んでいます。

 

以上が、9月から11月にかけて取り組んだ「コーチング指導の仕組み化」です。中身は主にエクセルでして、学習プランを組み立てるのに利用している「スピードプランナー」というエクセルテンプレートに機能追加する形で仕組み化しました。普段の面談指導準備の合間に少しずつ改善していったので、3ヶ月もかかりました。仕組み自体は良いものができたので、あとはしっかり中身のある面談指導を毎週やっていくよう努力します。よろしくお願いします。

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