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2020.5.16 学習方法について

【高校の英文法】 時制は数直線を書いてちゃんと理解して欲しい

ゴールデンウィーク明けから、私、学院長は毎日誰かに個別指導をしています。もともとは受験生向けに受験戦略・学習プランを練る面談指導を中心にしておりましたが、今年は高校1・2年の比率が高くなったので、「教える」指導の優先度を上げました。数学・英語だけでなく、古文・漢文・化学・生物と色んな科目に対応するため、日々、授業準備と教材作成に励んでいます。

 

 

今日は英文法の「時制」を教えていて、気づいたことを共有します。「時制」の問題を攻略する時のポイントは「数直線を引いて図式化して考えること」「過去・現在・未来とボンヤリ考えず、もっと具体的に考えてみること」です。「なんか、よく分からんぞ」となったら、具体例を「代入」する思考プロセスは鉄則ですよ!数学の整数問題で「nの2乗が奇数ならば、nは奇数である」という証明があったとして、もちろん普通に解けるなら普通に解いてもらえばいいですが、分からなくても、とりあえず「n=1,2,3,4・・・」と代入してみたら分かることもあるのです。今回は、具体的に考える発想法で時制を理解していきましょう。

 

時制を具体的に理解する。当てはまる時点に〇をする

The Beatlesの曲のタイトル”She loves you.”から行きましょう。この現在形”loves”が示しているのは、どの時点でしょうか?言い換えると、「彼女があなたを愛しているのは、どの時点ですか?」「昨日は愛していますか?明日は愛していますか?」

「現在形=今」と誤解している生徒さんがとても多いです。上の質問をすると、「昨日=×」「明日=×」と回答する子が多いですが、これは変ですよ。”I love you”とプロポーズされて、感動していたら、実は「愛しているのは今日だけだけどね・・・へへっ」という意味だったら、ガッカリします。「現在形」という用語がゆえに誤解されますが、実は、「今を中心とした、過去にも未来にも広がった様子・行為」を示すことが多いのが現在形です。そのため、昨日も愛していますし、明日も愛してます。100年先までは保証できませんが・・・・

では、現在進行形は?

現在進行形は色々な使い方がありますが、基本は「今まさに行われている」と言う意味です。ピアノを弾いているのは昼ご飯を食べた後の2時間くらいで、その後は勉強したり夕飯を食べたりするわけです。そして、明日もピアノを弾いているかどうかまでは、現在進行形では明言しません。昨日もピアノを弾いていたかどうか、それは現在進行形で書かれていれば分かりません。

 

過去を起点とした時制にもチャレンジ

答えは”would”なのですが、これも数直線を引いて理解すると分かりやすいです。過去の時点からみた「未来」を示す場合は、未来を表す助動詞”will”の過去形”would”を使います。

過去とそのさらに過去にもチャレンジ

答えは、”had written”ですが、大過去ですね。文の中の順序と時系列の順序が逆転している時、大過去として過去完了形を使います。この文の骨格は「教授はレポートを読んだ」(過去形)です。それに補足する形で「そのレポートは私が2日前に書いたんですよ」と言っています。最初に過去形が出てきて、次にもっと過去の時点の行為が出てきたので、過去完了です。

 

 

いかがでしたか?上の例のように、頭の中で数直線を描いてみて、過去・未来・現在を具体的にイメージしてみると、なるほど!となりませんか?時制はちゃんと理解することが近道です。まずは、総合英語のEvergreenやbe、成川英文法インプットなどをしっかり読んで、時制をマスターしましょう!時制の理解は、英語長文を読む際にも、正確に理解する助けになり、英作文の時に間違えやすいポイントでもあります。頑張っていきましょう!

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