阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
みなさんこんにちは。今回は、これまでに紹介してきた単語カードを利用した英単語学習法について、効率的な暗記をするためには何を手掛かりに覚えたらいいのかということについて、説明していきたいと思います。具体的には、似た単語から覚える、英英辞典を活用する、イメージ図を描くということについて、それぞれ紹介していきます。
まずは一つ目、似た単語から覚えていく、ということについて説明していきたいと思います。似た単語と一言に言っても、様々なものがありますが、ここでは主に形が似ている、意味が似ているという二つについて扱ってみます。
まず、形が似ている単語について。形が似ている単語とは、単語の「部分」が同じということです。具体的には、「接頭語」や「接尾辞」と呼ばれるもののことです。
例えば、”cooperation”という単語について、接頭語は”com”で「共に」という意味を表し、接尾辞は”ion”で、それはその単語が名詞であることを意味しています。真ん中の部分は”operate”という単語を含んでいるので、全体で「“一緒に動かす”くらいの意味かな~?」と推測をすることが出来るのです。実際、この単語の意味は「協力」でありおおむね当たっていることが分かります。
このように接頭語や接尾辞など、単語の部分が似ているものをまとめて覚えることは、効率的に単語を暗記する上で効果的です。
続いて二つ目、意味が似ている単語についてです。意味が似ている単語、すなわち類義語についても、一緒に覚えると効果的です。単語カードの裏側に、意味と一緒に数個の類義語を書いておくだけで、単語同士のつながりが無意識のうちに作られ、英語を読むときに限らず、英作文を書くときなどに有効かもしれません。
次に紹介するのは、英英辞典です。皆さんは英英辞典を使ったことがありますか?多くの人は、聞いたことはあるけれど普段は全然使わないな…という印象かもしれません。英英辞典には、大きく分けて二つのメリットがあります:
例えば、wriggleという動詞について。単語帳や英和辞典で調べてみると、「体をよじる」などの意味が出てきますが、英英辞典では、
To twist your body from side to side with small quick movements
と出てきます。このほうが、よりイメージがしやすくなるうえ、日本語を介さずに覚えることで、次”wriggle”と出てきたときも、このイメージを想起すればよいだけなので瞬間的に意味を思い出すことが出来るのです。
この「英英辞典を活用する」という方法は少しハードルが高いかもしれませんが、少しずつ試してみると、その効果の高さを実感できると思うので、ぜひ試してみてください。
いかがだったでしょうか。今回は、単語を覚えるにあたりより効率的に覚える具体的な方法について紹介しました。今回紹介した方法―似た単語と英英辞典の活用―というのは、両方とも、前々回から紹介している単語カードを利用した英単語の学習法にも組み込むことが出来ます。今回紹介したもので、やってみようと思えるものがあったら、単語カードの裏側の日本語訳の下の部分に、同じ接頭辞を持つ単語だったり、類義語だったり、英語での意味だったりを、少し書き込んでおくと良いかもしれません。これらの方法を組み合わせて、より効率的で、楽しい英単語学習をしていきましょう!