阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
塾の合格実績は、その塾の指導力のバロメーターとされ、多くの保護者や生徒が塾選びの際に最も注目するポイントの一つです。
しかし、実際には実績の水増しが行われていることも少なくありません。例えば、他校舎展開している塾なら1校舎ではなく複数校舎の実績を掲載していたり、複数年度分を実績として含んでいたりなどです。
そこで今回、阪急茨木市駅の周辺に存在する高校生を対象とした塾の合格実績を比較してみました。
この塾は、年度別の合格実績が掲載されている上に、生徒の氏名も書かれているため、信頼性が高いと言えそうです。ただし、注意点としては、19教室の総合的な実績が表示されており、具体的に1校舎ごとの実績ではないということです。国公立の合格者は19教室で5名であるため、実際は1教室あたり1人いるかいないか程度ということになります。
生徒や講師の写真が掲載されており、その点からは信頼性が高いと考えられます。ただ、年度別の具体的な実績は掲載されていないため、おそらく1校舎の過去の進学実績のハイライトがピックアップされているものだと思われます。具体的には、開校から2023年までの4年間で、国公立の合格者は3名、関関同立は12名となっています。つまり、単純計算では、国公立に合格する生徒は1年に1人程度、関関同立は3人程度ということになります。
2023年度の実績として、国公立119名、関関同立633名という驚異的な数字が掲載されています。しかし、これは1校舎毎の実績ではなく、全15校舎の合計です。そのため、1校舎あたりの合格者は、国公立では最大10名程度でしょう。また、規模の大きい塾であることと、その年の受験者数が記載されていないことを踏まえると、10名程度とはいえ、割合にすると低いことも予想されます。関関同立の合格者数には、複数の大学に合格した生徒が何度もカウントされている可能性が高く、国公立合格者とかなりの重複があると考えられます。
こちらの塾も、2023年度の実績として、国公立337名、関関同立1471名という驚異的な数字が掲載されています。一見多く思われますが、250校強の合計の実績となっています。これは、1校舎あたりにすると、国公立合格者が1~2名、関関同立合格者が5~6人ということになります。
この塾は、在籍高校と合格した大学を一緒に掲載しており、非常に視認性が高いです。ただ、年度の明確な記載がないため、これまでの合格実績を総合して掲載していると考えられます。具体的には、2023年時点での開校から3~4年間ですが、国公立の合格者は1名となっています。
この予備校については、今までに194名の現役の関関同立合格者を輩出したことが記載されていました。この予備校は2012年に開校され、現在で開校から11年程になります。このことから、1年あたり16~17名程度が関関同立に合格していることが推測されます。
この塾の2023年度の合格実績は、全国260教室で9129名となっています。この塾は重複のない正しい値が掲載されているようです。しかし、どの大学に何名合格というような記載は見られませんでした。
2023年度の合格実績としては、大学合格率が94%と記されていました。しかし、こちらも大学ごとの合格人数は記載されていませんでした。
この塾は、合格実績の公表がなされていませんでした。
阪急茨木市駅周辺の塾の中にも、様々な形での合格実績の提示方法が見受けられます。塾選びをする際は、これらの背景や実績の提示方法にも目を光らせ、総合的に判断することが重要です。Seras学院では、透明性の高い情報提供を心掛けておりますので、何か疑問や質問があれば、お気軽にご相談ください。