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2021.3.24 未分類

高校生に英検をおススメする理由 / 英検準1級の受験体験談 / 英検対策のコツは?

茨木市で大学受験の塾をお探しの皆さん、こんにちは。Seras学院の綿引です。昨年12月に、私もS-CBTで英検準1級を受験し、合格しました。今回は、英検の解説をしつつ、高校生に英検を受けて欲しい理由、対策のコツをお伝えします。その中で、当塾での英検指導の内容も少し紹介します。

 

大学受験における英検利用

英語外部試験の利用が大学受験でジワジワと増えています。例えば、2021年の私立一般試験(関西)では、立命館大学・龍谷大学・京都産業大学の共通テスト利用の英語が準1級取得者は満点換算になります。英検2級を取ったら、関西ではまず近大の公募推薦がお得になります。利用方法は推薦の出願要件となっていたり、得点換算や加点が一般的です。受験する学部や入試方式によって異なりますので、「●●大学で使える!」と安易に受け取らずに、詳細はご自身で丁寧に確認することをおススメします。「パスナビ 英検」で調べると、英検が使える大学一覧表などが出てきます。

英検受験のメリット

英検の魅力は受験での優遇制度のみでしょうか?いえいえ、違います。英検の魅力は、「合否が出る試験を受験準備期間でも受けることができる」点にあります。早い段階で合否の出る試験で緊張感のある勉強をしてもらえるのが塾としては有難い。英検の受験直前になると、生徒の勉強のモチベーションが明らかに高くなります。普段なら英単語100個暗記が達成できるギリギリのラインですが、英検直前だと「熟語も出るよ」と言って200個覚えようと伝えても、1週間でしっかりやり切ってくれます。4技能をバランスよく伸ばす必要があるので、英作文もリスニングも頑張ってくれます。英作文は添削をしていると、本人の英文法の力が分かり、指導(学習プラン作成)の参考になります。また、リスニングは大学受験向けで良い参考書があまりないこともあり、レベル別にリスニングの演習量を確保したい場合は英検の過去問が最適です。

英検準1級(S-CBT)の受験体験談

私の受験体験記を簡単にお伝えします。正直に話しますと、私は今回初めて英検を受験しました。大学生の頃にTOEICを受験してスコア870になり、社会人になってからスコア750くらいに落ちて、頑張ってスコア810に戻したのが私の英語学習歴です。今回、生徒に英検の指導する必要が出てきたので、自分も一緒に勉強して出題傾向やおススメ勉強法を提案できるようになりたいと思い、受験を決意しました。まず、過去問を解きました。TOEICに比べて英検準1級で求められる語彙力の高さには驚きました。リスニングは元々は得意でしたが、勘が鈍ってしまったようですね。初めて過去問を解いたときには、リスニングの途中で心が折れて、停止ボタンを押してしまいました。

 

過去問を解いて分かったことは、リーディングは対策しなくても9割が取れそう(私の実力の話であって、一般的な話ではない)だということ、英作文もそこまで苦戦しそうにないことです。過去問を早めに解くことで、私が取るべき対策はリスニングのみに絞られました。リスニングの対策は、色んな教材を試しましたが、過去問をやるのがベストだという結論に達しました。

 

 

受験当日、私はS-CBTの受験の流れ等をきちんと把握していなかったために、自分の力が発揮できませんでした。まず驚いたのは、スピーキングから始まるということ。全く想定してなかったため、緊張が高まってしまい、うまく話すことができませんでした。その後、リスニング、リーディング、英作文と続きます。最後の英作文では大きなミスをしました。英検では本番の解答用紙の他に下書きの紙を渡されます。その下書きに一生懸命に答案を書いているうちに、制限時間ギリギリになってしまい、慌てて本番の用紙に書き写し始めましたが、下書きの内容を全て書くことはできず・・・・。トラブル続きの受験だったのと、リスニングの出来も自信がなかったので、落ちているだろうと・・・思っていましたが、リーディングの点数が高かったので、なんとか合格しました。

英検準1級の難易度

英検の難易度を大学受験と比較してみて、私の実感をお伝えします。必要な語彙力とリスニングについては、大学受験でも最高レベルに近いですが、求められる読解力についてはMARCH/関関同立レベルに近いです。文構造もトピックもそこまで難しくなく、若い学生でも読める内容です。とにかく単語・熟語だけは頑張って覚える必要があり、ターゲット1900やシステム英単語をマスターするとちょうど良いレベルだと思います。

英検対策の3つのポイント

まずは、早めに過去問演習をして、弱点分析をしましょう。弱点分析は、大問ごとの得点率を出して、どの大問が弱いのかを把握します。主要な減点理由となる単語・熟語・文法・時間切れ・リスニングの5つについては要素ごとに失点数をカウントして、今後の勉強の優先順位をつけます。まだ勉強が十分にできていないからと過去問演習を先延ばしにすることだけは避けてください。英検を受験すると決めた日には過去問を入手して解くようにしましょう。過去問演習を先延ばしにしても、何も良いことはありませんし、自信を持って解けるまで基礎固め・・・と思っているうちに2週間前を切るのが一番ダメなパターンです。

 

次に、単語・熟語を仕上げる計画を立てましょう。これは一番時間がかかるし、直前になってから着手しても間に合いません。単語帳は旺文社の「出る順パス単」でも「キクタン準一級」でも、普通の単語帳でも良いので、一冊を仕上げるつもりで頑張りましょう。熟語は英熟語Alwaysの1章~4章で良いでしょう。時間に余裕があれば、試験までに2周する計画で進めるとよいです。

 

 

そして、リスニングはとにかく過去問を何度も繰り返し聴いて、会話表現と音を頭に叩き込んで、設問に瞬時に答えられるよう何度も練習しましょう。やみくもに何度も聞くのではなく、音読してみたり、英文と和訳を見比べてみたり、シャドーイングをしてみたりと、同じ問題で色々な勉強法を駆使してください。勉強の隙間時間にリスニングをしたいなら、旺文社の英検の過去問を購入して、「英語の友」アプリを入れるのが使いやすいです。アプリで倍速モード再生もできます。復習では、2倍速でも内容が理解できるのを目指しましょう。

 

 

最後に、英作文とスピーキングは英検の設問形式に慣れることと、フォーマット(使うと便利な型)を覚えて何度もアウトプットすることが大切です。英作文では、英検の公式ページで採点基準を把握しておきましょう。どういったポイントで加点・減点されるかが分かれば、おのずとやるべきことが見えてきます。簡単に言えば、文法のミスを減らすこと、語彙を正しく使うこと、論理的に意見を述べるフォーマットを使うことが大切です。スピーキングでは、模範解答を1年分は暗唱しておきましょう。そうすることで、合格レベルの回答が把握でき、受験本番でも多少は気が楽になるはずです。スピーキングでは、面接官からの質問を聞き取ることがまずは大切なので、スピーキング問題でもリスニングが重要になってきます。英検準1級合格レベルの方なら、スピーキングはあまり心配する必要がありません。相手の質問に頑張って答えれば十分です。

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