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今回は、立命館大学入試の世界史で頻出のテーマを調査したので紹介します。
2020年度全学統一(文系)、2021年度全学統一(文系)の2日程分、2021年度学部個別(文系)の計4回分を調査しました。
同じ大問に同じ分類区分が登場した場合には、1度のみカウントしています。
数字は登場した回数を表しています。
※分類区分の詳細について
ヨーロッパの時代区分は、ゲルマン人の大移動(375年)から、東ローマ帝国滅亡、百年戦争終結(共に1453年)までを中世、それ以降(ルネサンス、宗教改革、大航海時代等)を近世、近代としています。
中東・アフリカの古代には、メソポタミア文明、エジプト文明、オリエントの統一等を含んでいます。
イスラームの成立(7C)からを中世としており、ビザンツ帝国や十字軍等を含みます。
近世・近代はおよそ14C~としており、内容はオスマン帝国について等です。
インドの歴史については、グプタ朝の滅亡辺りまでを古代、それ以降の7C~15Cを中世、ムガル帝国の成立(16C)以降を近世、近代としています。
中国史では、漢の時代までを古代、後漢~元の時代を中世、明の時代以降を近世、近代としています。
革命の時代には、産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命、ウィーン体制、アメリカ南北戦争などを含んでいます。
帝国主義と世界大戦の時代には、アフリカ分割、日露戦争、第一次・第二次世界大戦、ロシア革命、ヴェルサイユ体制などを含みます。
現代の世界は、冷戦終結前後からとしています。
調査した限りでは、中国史が最も多く出題されており、出題されていない年度はありませんでした。多くの場合、大問5問のうち大問1,大問2を中国史が占めていました。
次に多く出題されていたのは革命の時代であり、特に、カウントした”4”のうち、3つがアメリカについての問題でした。
これより、世界史を使って立命館大学の受験をしようと考えている方は、中国史→アメリカ史(アメリカ独立革命、南北アメリカの発展等)→近世ヨーロッパ史などという優先順位で勉強するのが良いでしょう。