阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
Seras学院講師の中出です。
今回は同志社大学をもう少し詳しく知りたい方々向けのお知らせです。
皆さんの中には
・志望校や目標として同志社大学を目指しているけど、第2第3志望の学部学科まで全部はきめられてない・・・
・そもそも大学でどんなことを学べるのかイメージできない・・・
等の悩みがあると思います。
そこで、今回は同志社大学の理工学部の各学科について、現役工学部生の視点から紹介していきます。
同志社大学を志望している方に限らず、学科の違いをどのように判断したらいいのか分からない方もぜひ参考にしてみてください!
同志社大学の理工学部には10個の学科があります。
一見しただけではわかりにくい各学科の特徴をそれぞれ簡単に紹介し、似たような学科の違いを大学のHPから読み解いていきます。
人と環境に見合ったコンピュータの実現を目指し、原理を理解しシステム化していくインテリジェント化や“いつでも・どこでも・誰とでも”を実現できるユビキタス化を視野に広く持つエンジニアを育てることを目標にしている学科です。
コンピュータが情報を知覚し、必要なデータごとに分類できるようにIoT・センシング・制御技術を中心に情報工学関連技術を学びます。
大容量化・高速化・小型化など急激に複雑に変化していく情報通信に対応できる技術者、研究者の育成を目指している学科です。
情報系としてよく上げられるAIやビッグデータを扱うというよりかは、それらをつなぐ通信技術に関連することとして、“データ”と“情報”の役割や相互変換技術を学びます。
同じく情報を扱う1と比較すると、1は個々のデバイスが出来ることの機能を高めていき、2は種類等が異なるデバイス間での情報伝達が円滑に進められる機能を高めていく違いで分類できます。
電気の役割の内、“電力”としての役割について学びます。
具体的には日常生活に必要不可欠となった電力をより有効利用し、長期的に利用し続けるために、環境にやさしい発電方法や効率的に運搬するインフラ技術・使用する際により効率的に利用できるモータ等の製品開発やそれらをバックアップする制御技術等を学びます。
インフラ業界だけでなく家電メーカーからも期待される一大学問分野となっています。
名前がとても似ているので3と同じ扱いにされている部分も多い学科ですが、
こちらでは、電気の役割の内、“信号”としての役割について学びます。
インターネットやコンピュータに必要不可欠となった電気を、“情報の伝達”の手段とする「通信工学」と“電子材料”の原料とする「電子デバイス工学」の両観点から学び、粒であり波である特性を最大限活用できる技術者を目指す学科です。
同じく通信を扱う2と比較すると、2は意味を持った“データ”の塊を通信として扱い、4はそれだけでは意味を持たない個々の“データ”としての通信を扱う違いがあります。
高性能かつ高品質なものづくりを目的に身近な機械から機械を作るための機械を対象に学ぶ学科です。
各機械に用いる材料やその機械の強度や弱点を探る構造解析、インテリジェント化を実現する生産システムに機械の弱点となる振動やそれらの制御について学びます。
身近な機械や機械を作るための機械をエネルギーの分野から学ぶ学科です。
熱や流体の流れの可視化やそれらが及ぼす影響、高効率かつ省エネルギーな機械の設計など人と環境に配慮した側面が強い学習体系となります。
5とよく似たカリキュラムや就職実績であったり、卒業研究も共同であったりとほとんど一緒に感じる箇所が多いですが、
5は比較的物理よりの観点、6は比較的化学よりの観点から学ぶといった違いで分類できます。
有機・無機に関わらず原子、分子やそれらの集合体の機能に着目し、今までにない新しい材料の分子レベルでの設計や化学反応を制御できる触媒の開発を目標と出来る独創性豊かな科学技術者や研究者を育てることを目指す学科です。
ゴリゴリの化学特化であり、バイオ材料など環境に配慮した研究や授業もあるが、人体に関する生物的な要素は高分子の理解を目的に少しあるだけであります。
薬学部と違い生命環境・人体にこだわった学問体系ではないため、創薬への就職は見られないですが化学薬品メーカーには多くの就職実績を持っています。
化学や化学工学をもとに環境問題を解決できる技術の開発や確立を目指す学科です。
高性能なナノ材料の設計以外にも生命や環境で行われている任意の物質を作り出す化学プロセスの開発や理解、これらを地球環境やエネルギー問題へ応用することを学びます。
同様に化学を扱う7と比較して、新しい分子や材料を作り出すことを目指す7と既存の物質を新しい手法で生成することや新しい使い方を目指す8と分けることができます。
地球、生命といった大きな視点から環境問題を理解・解決する人材の育成を目指す学科です。
人間を地球上の一生命体として扱い、生命と地球の関係からの改善や自然・人間・地域での身近な環境問題の理解・再現・解決を学びます。その過程で新しい資源・エネルギーにも触れることになります。
同じく環境を意識した6、8と比較して、6はエネルギーとして環境を意識した物理学に軸を置いたものとなり、8は材料として環境を意識した化学に軸を置いたもの、9は自然として環境を意識した生物・地学に軸を置いたものといった違いがあります。
数学の理論の追求しながら、現実世界での現象を数式にし、再現性や同一視をすすめる学問であり、数学の基礎となる「代数学」「幾何学」「解析学」を学び、それらを扱う応用分野を学んでいく学科です。
金融関連への進路実績が多いですが、マーケティングや情報ネットワークのモデル作成等にも活用できるためメーカーからも期待されています。
HPを参考に学べる事の差異を意識して紹介しましたが、まとめとして主に扱う学問をざっくりと高校での教科区分で分類すると
の形で分けられます。
大学の講義では興味を持った学問を深く、根底から学ぶことができます。
そんな貴重な講義を含めた4年間をなんとなくや勧められたからで選ぶのはもったいないです。
よく知らなかった。興味を持てなかった。等入ってから後悔することのないように
少しでも実際の学習内容に具体的なイメージを持てることが出来ていれば嬉しいです。
生徒のみなさんも調べて欲しい大学や学部学科があれば我々講師陣に遠慮なくご相談下さい。
今後も定期的に投稿していこうと思うので、ブックマークへの登録をしてくださると便利です。
個人的に解釈した部分もあるので、同志社大学のHPも必ずご参照ください。