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この記事では、実際に同志社大学に合格したSeras学院の講師が、同志社大学の国語の概要や対策をお教えします。
この記事ではまず、同志社国語の「概要」について解説していきます。
(4回の記事に分けて掲載の予定)
まずは、同志社大国語の基本情報を整理していきます。
¹ …現代文:1題 古文:1題 (年度によっては、現代文:2題 古文:1題の場合もあり)
² …現代文:90点 古文:60点
同志社大学の国語の試験時間は75分となっています。
あとで紹介する記述問題の推敲時間を考慮すると、妥当な試験時間だと言えます。
単純に読むスピードが遅いために時間を超えてしまう人は、現代文や古文の演習を今よりも行うことをおすすめします。
また、記述が分からなくて時間が無くなってしまう人は、現代文記述力育成系の参考書をすることをおすすめします。
ここで、時間配分の例ですが、
が理想だと私は考えています。
同志社大学の国語は基本的に2つの大問で構成されており、前半部分は現代文、後半部分は古文となっています。
年度によっては、現代文が2題、古文が1問の日程も存在します。
現代文は評論文が用いられ、基本的に物語文が用いられることはありません。
古文は物語文が多く出題されます。
同志社大学の国語は150点満点となっています。
配点としては、
となっています。
古文よりも現代文の比重が重いことが見て取れます。
同志社大学の国語の難易度は、年度によっても変動しますが、概ね標準~やや難だと思われます。
私立大学入試の中では、オーソドックスな問題が多く、基礎がしっかりしていれば解きやすい部類だと考えています。
出題される問題の種類については「問題構成」の章で紹介します。
さらに深く切り込んで、
現代文の難易度についてです。
学校の現代文の授業で扱う評論文と大差はなく、学校や模試などの現代文のテストで難なく読めている人が苦戦することは、ほとんどないと思われます。
次に、
古文の難易度についてです。
古文単語や古文文法などの基礎がしっかりと定着している人は、特に苦戦することはないですが、古文単語や古文文法に曖昧な部分がある人は、苦戦すること間違いなしです。
単語の第一義ではない意味を問いてくる問題や、助動詞の接続を覚えていないと絞り切れない問題などが出題され、基礎が固まっていない人や感覚だけで読んでいる人にとっては、非常に難易度が高くなります。