阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
こんにちは。Seras学院の学院長、綿引です。
私は翻訳家を目指した時期があり、TOEICのスコアアップをして履歴書でPRしたくてTOEIC対策をしていたことがありました。その時にスコアを730から810へアップさせた勉強法を紹介します。それはシャドーイングです。シャドーイングは有名な勉強法で、ALCという教材会社のヒアリングマラソンでも推奨されています。シャドーイングは効果的なトレーニングであるにもかかわらず、その難易度の高さから挫折する人が多いのが難点です。
シャドーイングにより、リスニングと発音・リズム・イントネーションの習熟ができます。
シャドーイングは、英語を「正確に聞き取って即座に口から出す練習」です。
英文は止まってくれないので、高いレベルのリスニングと
発音ができないと、ついていけません。スムーズにできる
ようになれば、これらが身に付いていることを示します。
リスニング・スピーキングだけでなく、速読の力もつく
速読で大事なのは、返し読みをせずに瞬時に英文を理解すること。
音声を聞きながらほぼ同時に口から出すので、英語の瞬発
力がアップします。ネィティブスピーカーのナチュラルス
ピードが秒速3語ですので、この速度でのシャドーイングに
慣れてくれば、大学受験で必要なリーディング速度の
150wpm(ワード・毎分)もクリアでき、速読力がつきます。
1.全体を通して聞き、英文スクリプトを見て意味を把握。慣れるために英文を
音読してもOK。
2.最初は英文を見ながらで構わないので、聞こえてくる音声から1~2語遅れて、
まねて声に出していく。発音やリズム・イントネーションを、できるだけ正確に
再現する。
3.慣れてきたら、英文を見ずに行う。難しいと感じたら無理をせず、再度、
英文を見ながら練習してもOK。
・難しい場合は、まず音を聞きながら英文を目で追えるか確かめましょう。
・英語のリズムを意識すると、聞き取りも発音もしやすくなります。
・音読とシャドーイングは別物と考えましょう。音読は、発音への意識をせず、
「速く英文の意味を理解する」トレーニングだと考え、シャドーイングとは
分けて考えましょう。
・初めは小声でブツブツ言うくらいからスタートして構いませんが、慣れてきた
ら「しっかり声を出す」ようにしてください。大きな声を出すと失敗した個所
がよく分かります。
・半ば内容を覚えるまで行えば、ひとまずは十分ですが、毎回そこまで徹底する
必要はありません。また、1つの教材をウォーミングアップも兼ねて毎日数回
ずつ数カ月にわたってコツコツ続ける、というのもよいでしょう。