阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
Seras学院講師の仲間です。今回は、生徒の面談の中で感じた普段の生活と受験勉強の関連について書きたいと思います。
面談では進路についてもお話しています。大学選び、学部選び、気になる分野など考えないといけないことも多いですが、なかなかきっかけが掴めないこともあるかもしれません。
そんなときは、普段の生活からきっかけを探してみましょう。面白いなと思ったテレビ番組やYouTubeチャンネル、気になった漫画やネット記事があったときはチャンスです。なぜ自分がそれを面白いと思ったのか、少し考えてみると新しい発見があるかもしれません。
例えばあるアイドルのYouTubeについ見入ってしまったときに、なにが良かったのか考えてみる、などです。話題そのもの、話し方、身振りやテロップの入れ方、撮影された場所の雰囲気……いろいろな要素があると思います。その中で特に気に入ったことを探して、さらに考えたり調べたりしてみます。関連した話題を検索してみたり、アイドルが着ていた服や映っていた小物を探してみたり、自分でも知らなかった自分の好きなものやことに出会えるかもしれません。自分のことを知るのは進路研究の第一歩です。
他にも話し方がいいなと思ったときに、どんな話し方が好まれるんだろう?と調べてみると、関連した記事や本、研究が出てきます。大学ではこんなことも勉強できるんだ、ということを知るきっかけになります。
逆に自分の嫌いなこと、やりたくないことがあったときもチャンスです。朝早く起きられないという悩みがあったときに、どうやったら早く起きられるんだろう?とか、起きられなくて困っている人はどのくらいいるんだろう?と調べることも、研究の第一歩になります。
勉強とは別に、将来は早起きしなくても済む仕事に就きたい!と思うかもしれません。どんな仕事なら早起きが必要ないのか、その仕事に就くにはどんな勉強が必要なのか……と調べていけば、立派に進路について考えたことになります。
スマートフォンやパソコンがあれば簡単に調べ物ができるので、進路についてきちんと考えなきゃと身構えるのではなく、軽い気持ちでいろいろなことを検索してみてください。
面談をしていて、日常生活と受験勉強の繋がりが少なくてもったいないなあ、と思うことがあります。例えば英単語を覚えるとき、普段から耳にするカタカナ語との関係に気が付くと覚えやすくなります。Replyという単語はSNSで‘’リプください‘’などといった表現で使われていて、実は身近な言葉です。そうするとreplyは返信する、と丸暗記するより頭に残りやすくなります。
他にもニュースをなんとなく見ていると、教科書に載っている言葉が出てきます。選挙が近そうだけれど衆議院の定員って何人だっけ?とか、この地域は世界史や地理で習ったけれどイスラム教の人が多いんだったな、などが思い出せると思ったよりも学校の勉強と関連した話題が多いことに気が付くと思います。そうすると普段の勉強もモチベーションが少し上がるかもしれません。
理科についても、RNAってなんだっけ?ウイルスって生き物だったっけ?など高校で習う話題がたくさん出てきます。ついでに調べてみると、授業で聞いていたときよりしっかり覚えられると思います。
他にも英語長文は様々な話題が取り上げられますが、インターネットやテレビで見たことある内容だと、とても読みやすくなります。クイズ番組で出てきた四字熟語が入試問題にも出るかもしれません。ちょっとした雑学のような知識が意外なところで役に立つこともあるのです。
普段の生活の中でちょっとだけ好奇心を働かせてみることで、進路について考えるきっかけになったり、あるいは入試本番で自分を助けてくれるかもしれません!少しでも面白いな、楽しいなと思って勉強してもらえると嬉しいです。