阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
茨木市で大学受験の塾をお探しの皆さん、こんにちは。Seras学院の学院長、綿引です。
新高校3年生や、また受験意識の高い新高校2年生に私がオススメしていることがあります。「第一志望校の赤本を買おう」というものです。それも自分のお小遣いでです。
赤本を買うのは、どのタイミングが良いのでしょうか?まずは、最新年度の赤本が、何月頃に世に出回るのかをチェックしてみましょう!
最新年度の赤本は、いつ頃に世に出てくるのでしょうか?関西の高校生が興味を示しそうな主な大学について調べてみました。
大学名 | 出版日 |
近畿大学(総合・推薦) | 6月10日 |
早稲田大学 | 6月10日 |
同志社大学 | 6月10日 |
立命館大学 | 6月10日 |
近畿大学(一般) | 7月10日 |
大阪大学 | 7月25日 |
神戸大学 | 7月25日 |
関西学院大学 | 7月25日 |
北海道大学 | 7月25日 |
追手門学院大学 | 7月30日 |
京都橘大学 | 8月20日 |
大阪工業大学 | 8月30日 |
大阪公立大学 | 9月10日 |
京都工芸繊維大学 | 9月10日 |
摂南大学 | 9月25日 |
岐阜大学 | 10月10日 |
奈良女子大学 | 10月25日 |
滋賀県立大学 | 10月25日 |
京都府立大学 | 10月25日 |
上智大学 | 11月10日 |
関関同立志望の受験生は、6月に最新版が入手できるので、旧版を進路指導室で借りて出題傾向を把握し、最新版を待つのもありです。関関同立を本命にした受験になると10年分以上はやることになるので、その1つ手前の赤本をamazonやメルカリで購入するのも手ですね。例えば、2023年度版(最近3ヵ年)同志社大学の赤本を2022年6月に購入予定なら、(2023-3)=2020年度版 同志社大学を購入しておくといった形です。
旧帝大・国公立大は7月末以降に最新版が出るようですね。地方国公立大だと9月・10月です。国公立志望の受験生は、志望校が決まっているのなら、最新版を待たずに赤本を買いましょう!1学期の学校の授業も、ある程度は出題傾向を意識して勉強して欲しいですし、早いうちから気持ちを受験モードに切り替えたいところです。
私は生徒に「赤本を自分の部屋の目立つところに置いておこう」とアドバイスしています。そのアドバイスを実践した生徒は口を揃えて言いますが、「赤本からのプレッシャーがヤバい!」んです。赤本ほど、自分の第一志望がどこなのかを毎日言い聞かせてくれるものはありません。とにかく赤いんです。赤い表紙に自分の志望校の名前がデカデカと表示されている。そして、2000円以上かけて、自分の小遣いで買ってしまったんです。もう引くに引くことはできません。1日たりともサボろうとは思わないはずです。
高い目標を実現させる秘訣は、毎日その目標を意識すること。たった2000円程度で、その目的意識の向上ができるのであれば、「お部屋のインテリア」としての赤本はお買い得だと思います。是非とも、志望校が決まったら、早く購入して、お部屋に飾りましょう!
赤本を買うと、「傾向」と「対策」が分かるようになります。「傾向と対策」を意識して、日々の学習の方針に組み込んでいくことで、自分の実力以上に志望校への合格に近づくことができます。なぜなら、大学受験は、「志望校が求めるパターンの学力」を高めた人が合格するからです。共通テストの比率が少ない大学(難関国公立や私立大学)ほど、出題傾向への意識が重要になります。早めに知っておくとお得な出題傾向の具体例を以下に示します。
<出題傾向の具体例>
「北海道大学では英語のサマリーがあって、同じ単語を使わずに言い換え表現を使う必要がある」「同志社大学では英作文が出るが、短文程度でそこまで難しくない」「同志社大学では漢字・ことわざ・四字熟語が出るが、配点は少な目」「神戸大学の数学は証明問題も出るので、公式・定理の証明にも精通する必要がある」「神戸大学理系は数学3の比率が高い」
こうした出題傾向を知り、日々の学習の意識付けを少しずつ軌道修正していきましょう。「〇〇大学志望だから、4字熟語も覚えるぞ!」「数学の授業の公式の証明もちゃんと話を聞こう!」と学習への意識を変えていくのです。
新高校2年生には、最新版を待たずに購入することをオススメします。高校2年生の1年間で大学受験の差が開きます。高校3年生になれば、ほぼ全員が部活を春ごろに引退し、ほぼ全員の勉強時間が増えます。そのタイミングで受験モードに切り替えても、成績を伸ばすのは容易ではありません。高校2年生のうちは、模試の成績を伸ばしやすい時期です。この時期に自分を受験生に切り替えさせるためにも、まずは赤本を部屋に飾り、自分が目指している大学を毎日言い聞かせ、1日1日を大切に過ごしてみてください。