阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
学校の定期テストや宿題に合わせて、ちゃんと数学の勉強をしているけど、基本的な公式・解法が定着できてない生徒が続出中・・・・。当塾では、青チャート(黄チャート)か基礎問題精講をおススメしており、高校2年生の皆さんはどちらかで数学の演習をしています。確認テストや実力テストをしていて、問題点が明確になってきたので、今回は数学の勉強方法をまとめてみます。数学の勉強方法は、どの成長段階にいるかで変わります。大雑把に言うと、暗記重視か思考力重視かになります。今回紹介する勉強方法は、以下のような生徒さん向けです。
青チャートの特徴は、何と言っても「問題が多いこと(あらゆる解法が網羅されていること)」で、長所でもあり短所でもあります。学校で指定問題集になることも多いですが、使い方が悪いために、短所の方が際立ってしまっているように感じます。そういう生徒さんには、基礎問題精講を提案することもあります。ただし、青チャートは正しい使い方で勉強すれば、難関国公立まで対応できる強力な教材です。その正しい使い方を紹介しましょう。
まずは例題を解いてみましょう。青チャートを使った問題演習では、「5分考えても解法が思い浮かばない時は、すぐに解答・解説を読む」のが鉄則です。「じっくり考える」問題演習は上級者向けですし、青チャートでやることではありません。上図は、例題1~4までをやるプロセスを示しています。ピラミッドの形が示す通り、青チャートは、例題の要点がまとまった「指針(チャート)」と「解答・解説」に分かれています。図のように、「指針」よりも「解答・解説」を読み込む方が時間がかかります。
1周目の勉強で心がけて欲しいのは、模範解答の1行1行を飛ばすことなく、そのままノートに書き写すことです。数学は「記述力=思考力」です。解答の1行1行に、計算プロセス・論拠が含まれており、無駄な行なんて1つもありません。私の言葉を信じてくれる忠実な生徒さんには、もう一つアドバイスしましょう。青チャートの「解答を見ながら写す」のを避けて、「見て理解した後に、解答を見ないでノートに記述する」のを心がけてください。一度、脳の中にインプットしてから、アウトプットするのです。理解できてない場合、数分のインプット⇒アウトプットすらできません。
ここで復習の鉄則をお伝えしましょう。「復習は1周目(初回学習)よりも短時間・ハイペースで終わらせること」です。そして、「短時間で済むので、何回もやること」です。では、青チャートの勉強方法にこの復習の鉄則を当てはめていきましょう。短時間・ハイペースで復習するには、どうしたらよいでしょうか?目を高速で動かしますか!?いえいえ、そんなことをしては目が回るだけです。チャート式の一番の特徴は、解法の要点、大切なことが「指針」に書いてあるということです。模範解答の中で重要なポイントも、赤字で示してあります。そこだけを見るのです。言い方を変えると、復習すべきポイント以外には目を落とさない(時間をかけない)ということです。他にも復習したいポイントがあれば、蛍光ペンでマークしておき、そこもチェックしましょう。
上図にある通り、指針や重要ポイントの復習なら、1問を15~30秒でテンポよく行うことができます。普通に勉強すると30分くらいかかるので、驚異的なスピードです。復習はこれくらいテンポよくやるのです。
復習は何度もやることが大切です。数学の解法を自分の頭に入れるのも、英単語を覚えるのも、やり方は同じです。単語カードをパラパラめくるのと同じ感覚でやりましょう。当塾で推奨している単語の暗記方法を数学でも実践してみてください。
3周目では、もう一度、答案を自力で書くことができるかどうか確かめて、数学のポイントが自分の頭に定着したかどうかを確かめます。しかし、全ての問題でやると時間がかかるので、自分があらかじめ「この問題は復習不要」と判断した問題には「×」印などを問題番号につけておきます。そして、復習すべき問題だけを「解き直し」します。
いかがでしたか?当塾では、参考書をベースにして繰り返し復習することで、着実に成績アップ・合格していく勉強方法を指導していきます。当塾の生徒はまず単語の暗記からチャレンジしてもらいますが、そこで暗記方法・記憶術の基本を身に付けて成功体験を積んでもらいます。そして、次のステップは他の科目・分野でその勉強方法を応用するよう指導します。今回紹介した勉強方法は、色々あるアプローチの中の1つであり、基礎固めが完了した生徒には、また別のアプローチを紹介するようにしています。でも、まだ数学が苦手な生徒さんは、この記事にある勉強方法で青チャートを効率よく活用し、模試で成績アップさせるのを目指しましょう!