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2020.5.09 学院長日記

モルモットの世話とコーチングは似ている?【愛情をかけるとやる気アップ】

学院長である私、綿引はモルモットを飼っています。モルモットはネズミの仲間で、飼い主に馴染んでくれることが魅力のペットです。「レモン」と名付けました。名前の由来は、私のお気に入りのアロマが「レモングラス」で、モルモットは「グラス(牧草)」を食べることからです。名前の通り、「レモンが牧草を食べる姿」(レモングラス)を観察する時間は私にとっては癒しの時間です。モシャモシャ食べている所は、何度見ても飽きることはありません。

 

 

レモンの世話は、朝と晩の2回です。水の交換、餌(ペットフードと牧草・野菜)やり、糞尿の除去と掃除です。半年ほど、世話をしてみて、コーチング指導に近いものを感じたので、今日はそのお話です。

 

世話をした直後が最も食欲が高くなる

牧草は多めに与えているので、常にケージの中に牧草はあります。でも、レモンが牧草をせっせと熱心に食べるのは、私から牧草を補充された直後です。私が牧草を手につかんだ瞬間から、ぴょんぴょんと飛び跳ねて、喜んで踊りだします。そして、ムシャムシャと食べだします。でも、時間が経つと、餌を与えられたことを忘れて、食べなくなるんです。

 

 

生徒の指導も似ているなと思うのです。面談をした直後が一番、勉強する意欲が高くなっているはず。さあ、やろうとなる。でも、2~3日すると、だんだん勉強することを忘れちゃう。

 

 

こまめに世話することが大切

ということは、こまめに牧草を与えたら、その分、ちゃんと牧草をたくさん食べてくれるのではないか。餌やりだけではありません。掃除だって、怠けて放置していると汚れを落とすのが大変ですが、こまめにやればそんなに苦労することなく掃除が終わります。

 

 

生徒のコーチングも同じです。当塾では週に1回の面談をベースに指導していましたが、これではコミュニケーション不足なのではないかと思い始めています。週に1回やる気を出す瞬間があっても、数日後にはダラけてしまう。それなら、週に1回の面談はなるべく短時間で済ませて、ミニ面談や何気ない会話を増やすことが大切なのではないかと。愛情表現がコーチングでは大切ですが、会話の回数がその指標になりますよね。

 

 

生徒の不満・悩み・ストレスも、定期的に聞いてあげて、信頼関係が築けていれば、たまにボタンの掛け違いで信頼関係が悪化してもすぐに回復できると思います。日頃からたくさん声かけをして、たくさん会話しておくことがコーチングの基本だなと改めて思ったのです。

愛情をたくさん注いであげれば伝わるし、それが自分に返ってくる

レモンはなでなでしてあげて、マッサージしてあげると、お返しに私の顔をペロペロ舐めてくれます。私の愛情表現はきっとレモンに伝わっているのだと思います。生徒だって同じです。少し稚拙な解説でも、数学や漢文の勉強で悩む生徒に自分なりに真剣にぶつかっていけば、完ぺきな指導でなくても、その想いは生徒に伝わります。その想いが伝わることが大切だと思うのです。そして、そういう誠意ある指導を続けていれば、学ぶ姿勢に変化が出て、お互いに成長し、良い結果が生まれると思います。

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