阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
こんにちは。Seras学院の学院長、綿引です。
期末テストが近づいてきていますね。定期テストが近づいてくると、面談時のヒアリングシート(週間面談を受ける前の問診票のようなもので、毎回質問内容が異なる)の内容も定期テストに関連するものが増えてきます。そこでよく出てくる質問の意図について、今回は説明したいと思います。
■期末テストの範囲の問題演習の進捗は?(1周を100%とする)
国語: 数学: 英語: 生物: 化学: 歴史: 地理:
進捗は何%ですか?と聞かれて初めて、「まだ数学は半分もやっていないぞ。やばい急がないと」「このままのペースで間に合うかな」「自分の目標を進捗が下回っているぞ」と気づく訳です。コーチングの基本アプローチは、本人が意識していなかったポイントにスポットライトを照らし、意識させて、考えさせて、自分で答えを見つけさせる方法が中心になります。まずは、自己分析・現状分析をしっかり行う機会を設けることを心がけています。
■今回の定期テストの反省点は?次の定期テストで得点アップさせるために工夫できることは何ですか?
(回答例):定期テスト2週間前までに提出物の問題演習をだいたい終わらせておくべきだった。教科書の細かいところもチェックすべきだった。問題集〇〇はテスト1週間前までに終わらせるべきだった。暗記系を後回しにせずにコツコツ続けるべきだった。
定期テストの反省点を聞いた後、次の定期テストが近づいてきた時に、前回の反省を思い出してもらえるように「定期テスト2週間前までに提出物の問題演習を終わらせられそうですか?」と質問します。その回答が「できません」なら、どうしてできなかったのか?原因を分析して、分析した結果が次の改善点になります。定期テストが重なる度に、学習習慣に改善点を見つけて、具体的に自分の行動を変えていけるようにコーチング指導を行っています。
自己管理能力は、まず大学生活で必要になってきます。期限までにレポート提出、ゼミのプレゼン発表、就職活動と、プロジェクト型の課題が増えてくるのが大学生活の特徴です。また、社会人になっても、複数タスクを並行して進めて、進捗が芳しくないタスクについては早期に同僚に相談し協力を仰ぐなどの工夫が求められます。大学生活でも、社会人になってからも必要とされる「自己管理能力」を高めてもらえるよう、高校生のうちからSeras学院で自己分析・現状分析を習慣化してもらいたいと思います。