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こんにちは。Seras学院の講師の大内です。今回は、得点調整について簡単に説明します。
実は受験時(主に共通テストと私大入試で行われ、国公立2次では行われない場合がほとんど)には「得点調整」というものがなされます。これは、受験者間の不利を軽減するためにされるものです。と、言われてもあまりピンと来ないかもしれません。そこで、同志社大学商学部の入試を具体例としてみます。
同志社大学商学部の入試科目は、英語:国語:日本史or世界史or政経or数学で、それぞれ200点:150点:150点の500点満点です。この場合、最後の日本史or世界史or政経or数学に得点調整がかけられます。得点調整が行われる時は、各教科の平均点を使います。例えば数学は、例年平均点が80点前後ですが、日本史・世界史・政経は125点前後になっています。このまま点数を反映してしまえば、数学選択者が不利なことは明らかです。そこで、この4教科の差をできる限り減らそうと得点調整が行われます。日本史・世界史・政経は平均点が高いため、年には寄りますが、元々の点数から15~25点引かれ、逆に数学には10~20点足されます。
基本的に平均点を見て加点減点がなされるため、その数値が大きい年があったり、小さい年があったりと、その年の入試の難度によってまちまちです。
得点調整で減点されるにしろ、加点されるにしろ、できるだけ多く点を取った人が有利なことは間違いないので、入試本番まで全力で勉強を頑張ってください!