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2023.2.18 学習方法について

これから伸びる!新高校1年の英語の勉強法

大学受験の塾をお探しの皆さん、こんにちは。Seras学院の綿引です。今回は、これから高校1年生になる皆様に向けて、英語の勉強法の「キホン」をお伝えします。

 

単語帳は毎日2回!欠かさずチェック

語彙力は、大学受験の英語ではかなり重要です。国公立大や関関同立を志望する生徒さんは、高校3年になるまでに単語帳1冊を完ぺきにするのが理想です。難関大学は難しい単語が多く出ますが、入試によく出る単語を集めたのが単語帳です。

 

Seras学院に入塾する生徒の「あるある」を紹介します。学校の小テストが毎週あって、ちゃんと単語は覚えていますと言うのですが、学校で使っている単語帳から抜き打ちテストを出すと、ほとんどの子は3割くらいしか覚えていません。どうしてでしょうか?それは、学校の小テストの受け方に問題があるからです。休み時間に慌てて範囲の単語を覚えていませんか?それで小テストに合格したとしても、復習をしないので、忘れてしまうのです。

エビングハウスの忘却曲線という有名な実験から、人は「忘れる」生き物だということが分かっています。単語は1度覚えたつもりでも、すぐに忘れます。だから、単語は1日2回触れて、「反復学習」する必要があるのです。Seras学院では「単語帳は1日2回開く」をルールにしています。このルールを守った生徒の単語の定着度はかなり高いです。

単語暗記の習慣化の方法

これは、アクショントリガーというものを使います。アクショントリガーとは、「ある行動を始める合図・きっかけ」の設定です。つまり、毎日のようにやっていること(朝食、夕食、歯磨き、お風呂、電車通学、テレビを観る時間)の前後に単語暗記を行うことをルール化することで、1日2回の単語暗記の習慣は身に付きます。

単語暗記は「眺める」「書く」でなく「思い出しながら」

単語暗記は4技能(見る・聞く・書く・話す)のうち、自分の好みに合わせて行うのが良いですが、「ただ眺めるだけ」「書いて覚える」はオススメしません。記憶が定着する瞬間というのは、脳の中にある引き出しからその知識を取り出そうとする瞬間に最も定着の効果が高くなります。そのため、赤シートや手で単語の意味を隠しながら、「これってどういう意味だっけ?」と考えることが大切です。

 

また、「書いて覚える」は時間がかかるのでおススメしません。小学生の時に漢字を書いて覚えましたよね?その延長で高校生になっても続ける人がいると思うのですが、これは脳科学的にもナンセンスです。というのも、「書いて覚える」というのは作業記憶というアプローチですが、大人になるにつれて「作業記憶」の効率は下がっていくことが知られています。小学生の頃はうまくいっても、高校生になるとうまくいかないんです。大人になって逆に得意になるアプローチは、今まで自分が得た知識と関連付けて記憶するアプローチです。漢字だと「サンズイは水関連」とか部首の意味を覚えるのと同様、英語では「語源」を使って覚えることも可能です。

読解の基礎は「精読した文を音読復習」で!

学校の先生から、音読しましょうと言われたことはありませんか?なぜ音読が必要だと思いますか?多くの生徒は「リスニング対策ですか?」と聞きますが、「半分正解ですが、もっと大事な正解がある」と私はいつも伝えています。音読は返し読みの防止につながるのです。

「返し読み」とは英語の語順で読まずに、日本語の語順に合わせて、前後に単語を行き来して読むことです。返し読みをする生徒は、大学受験で求められる読解スピードを達成できません。英語は「左から右へ」順番に理解していく必要があります。

英語を英語の語順のまま読むテクニックとして、学校ではスラッシュリーディングを推奨されています。効果的な方法だと思いますが、私はスラッシュリーディングが有効なのは、「精読(英文解釈)」ができることが大前提だと考えています。英文の構造が理解できないまま、スラッシュリーディングをしても、英文は理解不能な暗号のままです。

英文解釈とは何か?

英文解釈とは、英文の構造を文法的な解釈により読み解くテクニックです。1文が長くなりがちな大学受験の英語において、また、英文解釈上の重要事項に下線部や空所が置かれやすい入試問題において、英文解釈をマスターせずに難関大学に合格することは困難だと言えます。

実際に英文解釈をしてみましょう。英文は左から右に順番に読むのです。そのため、下の図では、少しずつ黒い影がなくなっていくようにしています。

まず、”that”が出てくる所までを読んでみます。thatが出てきた段階では、名詞の直後にthatが配置されているので、これは関係代名詞かなと予想されます。そのため、thatの右へと読み進める際には、「主語・目的語・補語」が欠けている不完全文を期待しながら読み進めます。

はい。来ました。主語の欠けている不完全文ですね。thatの直後にhelpsと来ているので、主語がありません。そのため、thatは関係代名詞のthatで確定です。ちなみに、thatには名詞節を作るthat、同格のthat、関係副詞のthatなど色々な役割があります。そして、等位接続詞andがあるので、文法的に等位なものを探します。まずは直後のachieveを見て、動詞なので、andの前にある動詞を探し、controlとachieveがつながっていることを理解します。

 

高校1年生には難しすぎましたね。難関大学を目指している方は、高校3年の夏にはこのような英文解釈がスラスラできることが期待されています。

 

音読の効果が最大限に発揮されるのは精読した文章

学校の先生が音読しようと言うのは、返し読みの防止が目的でしたよね。単に返し読みを防止するのではなく、左から右へ順番に意味を理解する精読を実践した文章で音読をした方が、本来の英語を英語のまま理解するに近い読解ができます。

そのため、Seras学院では、英語長文の演習をしてもらう際には「演習・精読・音読5回」とルールを設けています。これをきっちり守ってくれる生徒は、英語の偏差値を10近く上げています。

 

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