阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
茨木高校の生徒が、「やることないので、課題を追加してください!」と健気に言うので、こちらも何がいいかな・・・と考えた結果、「読書」と「勉強方法の研究」を提案しました。今日のブログのテーマは、「新高校1年生は、まず勉強方法の研究から始めるべし」という内容です。
上の写真は、当塾に置いてある勉強方法に関する書籍です。この中から好きな本を2冊選んでもらって、勉強法を研究し、自分の考えをまとめるのが課題です。実はこの課題、私の高校時代の経験を再現するものなんです。
高校に入学する頃には「京大に行く」と決めていた私ですが、学校内順位と学校の進学実績を照らし合わせてみると、まぁ奇跡でも起こさないと無理やなという状況でした。順位はだいたい学年で30番くらいだったと思います。それでも諦めたくなかったので、私は「勉強法を工夫して逆転しよう」と思い立ちます。
まず着手したのは、勉強方法に関する本を買い漁り、実践できそうな勉強法を試し、効果を確かめ実験すること。当時は、和田秀樹という脳科学者が有名でした。あまりに有名な人でアンチも多く、「和田秀樹被害者の会」なんてのもありますが、私は割と彼の考えと相性が良かったと記憶しています。
次に、学校のそれぞれの教科担当の先生(英語から数学・化学・物理・国語まで)に片っ端から、「どうやって勉強したらいいですか?」と聞いて回りました。それなりにアドバイスはくれるもので、先生からのアドバイスも納得したものは採用しました。
こうやって勉強方法を研究し、試行錯誤することで、高校1年生の時に成績を伸ばすことができましたし、何より主体的に勉強に向かい合うことになったので、勉強が楽しく苦ではなくなっていました。
京大に現役合格した芸人ロザン宇治原さんが、Youtubeチャンネルで語っていたのですが、「高校の授業で追加すべき科目があるとするなら、俺は『勉強方法』という科目やな」とのこと。私はこれを聞いて、「なるほど、その通り!」と思いました。その理由は、先ほどの私の経験談を読んで頂ければ納得ですよね。
生徒さんたちを指導していて、勉強に向き合う様子を見ていて思うのは、他人から「これをやれ」と言われ、受け身でやっていくだけでは、勉強は楽しくならないだろうということ。仕事でも同じですから。やっぱり、自分のアイデアが反映されるような仕事をしたいものです。
青山学院大学の原監督は、練習メニューの半分を学生に計画させて、自主性や主体性を育むコーチング指導をしています。当塾を立ち上げる時に理想としていたのは、そういう教育です。この理想をどの程度、実践できているだろうか・・・と反省しています。
勉強では反復学習が大切であることをエビングハウスの忘却曲線という有名な実験で紹介したのちに、具体的に反復学習を行う方法(復習4度塗り)を提案してくれているのがオススメポイントです。他にも「勉強していると眠くなる」とか「どうやったら勉強のモチベーションが上がるのか」といった素朴な高校生の悩みに答えてくれています。
東進のトップ予備校講師である志田晶先生が数学の勉強法をレクチャーしてくれます。実際に東進のイベントで志田先生が解説する模様をマンガにしているので、とても分かりやすく読みやすいです。その中で紹介されている「数学は解答復元能力が大切」というポイントはSeras学院においても同じ方針で指導しております。
ケアレスミスって、本当に多いですよね。ケアレスミスを減らすだけで合格するかどうかは大きく変わります。そのケアレスミスにテーマを絞って具体的なアドバイスをしているのが本書です。「ミスらんノート」という、ケアレスミスの内容を具体的にノートに赤ペンでメモしていく勉強法はSeras学院でも生徒にアドバイスしております。