阪急茨木市駅徒歩5分の高校生専門学習塾
※この記事は、生徒・保護者向けではなく、塾経営者向けに書いています。
コロナ対策の自粛ムードで、塾経営者の方もどう指導をするべきか日々悩んでいることかと思います。外出自粛は、高齢者を中心とした日本国民の命を守る運動ですので、一人一人の協力が欠かせません。若者も、高校生も、不要不急の外出を避け、自宅で学習に励むべきという風潮がどんどん高まっています。塾としては、この風潮に合わせてオンライン指導へ舵を切るべきではないでしょうか?
今年から大学入試改革も本格稼働しますが、コロナ問題も加わり、今年は日本の教育が大きく変わる年だと思います。一緒にこの危機を乗り越えましょう!
◆Google Classroom
Google社が基本無料で提供する学校の授業サポートアプリ。授業でテストを出し採点したり、宿題を出すというリアル指導でやっていたことをオンラインに移行させることが可能です。
◆Zoom
ビデオ会議システムです。1対1の会議であれば無料で使えます。複数人接続など使いたい機能によって、有料版に切り替える必要があります。
今までの塾指導は「授業をすること」が中心でしたが、今後は「自宅学習で課題ができたかをリアルタイムに管理してあげる指導」が主流になります。
そのためには、学習計画をオンラインで生徒に伝えて、生徒は自分の学習進捗を報告できる仕組みが必要です。
そこでStudyPlusや学びエイドポートなどを中心とする学習管理アプリの導入を検討する塾経営者も増えているようですね。
もちろん無料だというのも理由ですが、それは他のアプリも同じこと。Google Classroomを選んだ理由は、自塾オリジナルの指導方法にカスタマイズしやすいから。
StudyPlusなどの学習管理アプリの問題点は、塾側が指導方法を学習管理アプリに合わせないといけないこと。アプリの仕様によって、指導方法を決められるのです。
Google Classroomでは、ファイルの添付を中心とした課題管理が容易にできるため、塾オリジナルのプリントを送って、生徒から解答を返信させ、採点するという指導ができます。使い方はSNSに慣れた高校生にとっては分かりやすいタイムライン表示がベースですので、違和感なく使えます。Youtubeや学びエイドの動画等、映像授業を受けるように指示するといった運用も簡単にできます。
当塾では、エクセルで参考書のデータベースを保有しており、また、生徒の学習計画・進捗を独自の計算式を合わせて管理する仕組みを構築しております。それを当塾オリジナルのシステムとして「スピードプランナー」と呼んでいます。このツールから印刷して生徒に学習プランを提案するという、塾の中心的な指導方法は変えたくなかったのです。
Google Classroomは基本無料です。Gmailアカウントを用意してログインし、クラスの作成をしましょう。クラスの作成した側が「先生アカウント」になります。もう一つGmailアカウントを用意して、「生徒アカウント」にします。クラスへの招待方法は、クラスコードを生徒に教えて、生徒がログインして「クラスに参加する」をクリックしクラスコードを入力するだけです。生徒はスマホのアプリ「Google Classroom」をダウンロードして利用する想定だと思いますので、検証時も同じように生徒アカウント用はアプリで操作してみましょう。
Google Classroomはどちらかと言えば、学校の集団授業で使う場面を想定して作られています。そのため、先生アカウントから発信した内容は、クラスに参加する生徒全員に配信されるのが基本です。そのため、集団指導塾では実際のクラスと同じクラス分けでクラスを作成しましょう。例えば、「高校1年・数学」「高校3年・ハイレベル英語」など、実際のクラス名に合わせればよいです。
個別指導塾・家庭教師・学習管理系の塾では、私の意見ですが、生徒一人に対して1つのクラスを作成するのが良いでしょう。理由は、通知表・宿題の内容・質問内容など、他の生徒に見られたくない情報のやり取りをしたいからです。「クラスに共有する」ボタンが生徒からの情報発信方法になりますが、この機能は文字通り「クラスに発信」されます。そのため、当塾では1つのクラスに1つの生徒で運用しています。当塾ではクラス名を「生徒名-塾名」とする命名法で管理しています。当塾は生徒数が多くても30名程度になる経営モデルですので、この管理方法でいけそうです。生徒数が100名となる場合は、もう一工夫が必要かもしれませんね。
いかがでしたか?少しでも参考になれば幸いです。試しに触ってみるのは無料です。是非ともGoogle Classroomを学習管理システムの候補の1つに入れましょう!自塾の独自の指導法を維持したいなら、検討する価値はありです。